// Column No.04

Subject:
塗料の種類と耐用年数に
ついて

塗料自体の寿命を表す耐用年数は、メーカーや塗料の種類よってさまざまです。一般的に耐用年数の短い塗料ほど価格が安く、長いものほど価格が高くなる傾向にあり、安いという理由から耐用年数の短いものを選ぶと、短期間にて劣化による耐久性能の低下が見られるため、結果的に塗り替えの頻度が増えてしまいます。それではコストパフォーマンスは決して良いものとは言えません。ここでは、一般的な外壁塗装において使用される代表的な塗料をご紹介しますが、どれを選んで良いか分からない際は、ぜひお気軽にご相談ください。

アクリル塗料

頻繁に塗り替える場所の塗装に向いており、耐用年数は約4~7年になります。他の塗料と比べ耐用年数は短く、モルタルやサイディングの外壁・室内に使用されることが多い塗料です。

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耐久年数
4~7年

ウレタン塗料

アクリル系塗料に比べ紫外線や水に強く、耐用年数は約7~10年になります。モルタルやサイディングなどの資材に適していますが、汚れやすいというデメリットがあります。

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耐久年数
7~10年

シリコン塗料

ウレタン系塗料に比べ汚れに強く、耐用年数は約10~13年になります。価格と機能性の高さからコストパフォーマンスに優れ、外壁リフォームには一般的な塗料です。

ベーシック
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耐久年数
10~13年

ラジカル制御塗料

ラジカル塗料の「ラジカル」とは、酸素や紫外線、水などが顔料に接触することで発生する劣化因子をいいます。塗膜を劣化させる原因「ラジカル」を抑制して、長期間塗膜の劣化を防ぐ塗料です。

ベーシック
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耐久年数
13~15年

フッ素塗料

フッ素塗料とは、蛍石を原料としたフッ素樹脂を配合した塗料のことです。耐用年数が長く塗り替え頻度を少なくすることができるため、結果的に建物のライフサイクルコストを削減するのに役立ちます。

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耐久年数
15~18年

無機塗料

シリコン系塗料に比べ紫外線などの太陽光に強く、耐用年数は約20~25年になります。コストは高いですが、耐久年数の長さが魅力です。

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耐久年数
20~25年

Caution

塗料本来の性能を発揮させるためには、正しい方法で塗装を行う必要があります。塗装前の下地処理の丁寧さや塗膜の厚さは、塗装そのものの仕上がりや耐久年数に影響します。もし耐久性の高い高品質な塗料を選んでいたとしても、誤った塗装方法を行うことによって、その寿命が短くなることは珍しいことではありません。外壁塗装を行う際は、ひとつひとつの工程を丁寧・確実に行う業者を選びましょう。大越塗装では、多くの現場で得た経験と実績を活かし、塗料が持つ力を十分に引き出す塗装工事を行います。

●● ここまでのおさらい ●●

塗料は一般的に高価なものほど耐久年数が長いですが、塗り替えの際に重要となるのはコストと性能のバランスが取れていることです。どんなに高価な塗料を選んだとしても、塗り替えは定期的に必要となるものです。そのため、塗り替えのサイクルと費用のバランスがとれたプランをお選びいただくことをお勧めいたします。
大越塗装では、さまざまなメーカー・種類の塗料と塗り替えプランをご提案することが可能です。外壁・屋根、双方に対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。